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食育委員会



食育について・・
 人間は一人では生きてゆけない。
青少年の場合多くは家庭があり、そこで守られ人間同士の基本的な関わり方を、自然に身につけてゆくものです。即ち個人 は家庭と社会の中で互いに影響し合って成長し生きてゆくものです。しかし今暮らしは便利になり、お金があれば人の助けが無くても生活していける社会になってしまった。そうしたことが孤立化を生み人との関わりを嫌い人間嫌いになる。また家庭では個室化がすすみ生活時間もまちまちになり家族同士の接触も減って行く。そしてその傾向は年齢が若くなるほど顕著になり孤立化が進んでいる。
 これらの文化的、社会的危機を正しく乗り越える為に、新しい人間性の啓発と教育が、国家を挙げて推し進められようとしている。それが食育でありそれを具体化するために生まれたのが食育基本法である。


食育基本法の概要・・
 食育基本法では、前文で「子供達が豊かな人間性を育み、生きる 力を身につけて行くには何よりも、食が重要である」と明記し、食 育を「生きる上での基本であって、知育、徳育、体育の 基礎となる べきもの」と位置づけている。また、「心身の成長及び人格の形成 に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と体を培い豊かな 人間性を育んでいく基礎となるもの」であるとし て、小児期からの 食育の重要性を挙げている。




「命を大切にする小田原を創る会」食育委員会は上記食育基本法の 趣旨に則り、国民の責務としての自発的な食育推進活動を、下記の 具体策を以て実践している。








1.学校・保育所農園、家庭菜園、プランター栽培の推進及び家庭菜園指導者育成


  ○学校・保育所農園の推進については、実態調査活動を実施する。


  ○家庭菜園については、前川・椎野宅モデル菜園づくりを行う。


  ○プランター栽培については食育委員希望者による体験栽培を行う。


  ○家庭菜園指導者育成については前川モデル菜園、松本邦宏氏農場、
   プランター栽培を通して有機農法実践勉強会を実施する。


  ○サポセン祭りで展示を行う


 2.食材知識と選び方、料理・食事の習得及び料理・食材指導者育成


  ○母親勉強会(家庭教育委員会行事)と「定例会」で学習と実習を実施する。


 3.講演会・映画会を通しての食育啓発活動


  ○年末から来年初めに教育関係者、父母、青少年などを対象に計画実施する。


 4.行政との連携


  ○市の食育推進計画作成・実施への協力、関係部署との連携を図る。





食育の概念図

解説

 私たちは生きて行く為に毎日「食生活」を営まなければならない。


 天(大自然)の恵みの食材を多くの人の手を通して、毎日食品として食卓に並べ、食した後は生ゴミを出し排泄する。すなわち私たちは毎日三度、自然と社会(他人)の助けによって生命を繋いでいる。同時に私たちの好みや生活のあり方が社会に影響を与えてゆく。


 食材は命であるから、私たちは良い安全なものを選び、美味しくバランス良く、身体に良くない物質を排除し細菌などに気を付けた調理をする。


 食事はどういう事なのか、子供の成長、高年齢の健康等、家族の心身への良い影響を与えるよう、食事の内容や食習慣を考えて毎日三度三度、より良く実践してゆく場である。特に子供たちには、食生活の場を通して人間同志のルール、すなわち「躾」を教える絶好の場である。この様な実践の場は家庭に於ける体験(生活)であり、教育の場である。


 また、始めに述べた如く、私たちは天(大自然)の恵みを受けて生きている事をしっかり理解する為に、海、川、等でとれた食材がどのようにして私たちの口に入るか、特に鳥や獣たちも、その命を私たちに与えてくれているという事実も知ってゆく体験は貴重なものであり、自然体験と社会体験を通して、私たちは他の生き物の「命」をもらって生きているという事を食生活の中で心身に溶け込ませるように、理解を深め実感してゆくべきである。


 この様に、「食育」の全体の概念を俯瞰し、私たちの「食べる」という営みを礎にして私たちの人生を奥深く、内容豊かにする努力を重ねてゆきたい。