NPO法人  
 
命を大切にする小田原を創る会

会長あいさつ

GREETINGS


会長 椎野典子

私達は「命を大切にする小田原を創る会」です。
この会は青少年の健全育成を願い活動している団体です。
自殺・虐待・親殺し子殺しと大きな社会問題を抱えている現代社会の中で、青少年が健全に育成するためにはどうしたらよいのか?
戦後の経済成長の中で社会は大きく変化し物質文明や便利さが優先され人間性が喪失されてきました。
そこで今こそ「物から心への人間性の回復」が不可欠の状況になっています。
このような問題を解決するために以下のような取り組みをしています。
人間としての感性を磨き育てる 自然体験委員会人間を作っている食べ物と食生活についての推進活動 食育委員会青少年に一番身近な環境である家庭教育の推進 家庭教育委員会この3つの委員会を立ち上げ青少年の健全育成に真剣に取り組んでいます。
社会との係わり人間との係わりの出来ない子ども達の再生を図り将来は農業・林業・教育を生かしたより良いコミュニティ中で「自然おもしろ学校」を設立し人間性の回復の場作りをしたいと考えております。

森と畑と家族の絆
心と体を元気にする教育をどう進めるか


自殺・虐待・親殺し子殺しなどの問題が社会問題化している中で、青少年の健全育成はどうあるべきか。命の大切さを伝えていくにはどうしたらいいか。
 
小田原近隣のいくつかの団体が集まって当会は設立されました。私たちはこれらの問題を「心の教育」「人間性の回復」としてとらえました。戦後の経済成長の中で社会は大きく変化し物質文明や便利さが優先され人間性が喪失されて来ました。
家族形態は核家族化が進み、日本の古来からの生活文化も継承されにくくなり、人を中心とする文明が失われています。
 
人々は分相応の生活から逸脱して経済中心の生活がもてはやされています。さらに諸外国と比べても、子ども達の大人を尊敬する割合は低く、目の輝きは失われています。
今こそ「物から心への人間性の回復」が不可欠の状況になっています。
子供たちが昔遊んだ鎮守の森は失われつつあります。ここには地域教育の一つの形がありました。また自然に接する機会は減り、人間本来の感性と直感は弱くなり、安全安心な食べ物すら脅かされています。
 
この様な問題を改善するため当会は、食育委員会、自然体験委員会、家庭教育委員会を設置して青少年の健全育成に取り組みます。更に将来的に青年の雇用の場をも創出し、地域コミュニティーを構築する事を目指します。

命を大切にする小田原を創る会の概要

SUMMARY

自然体験委員会

SUMMARY

今こそ「物から心への人間性の回復」が不可欠の状況になっています。
子供達が昔遊んだ鎮守の森は失われつつあります。ここには地域教育の1つの形がありました。
また自然に接する機会は減り,人間本来の感性と直感は弱くなっています。
このような問題を改善するため「自然に学ぶ」青少年の健全育成に取り組みます。
将来的には「自然おもしろ学校」を目指し,心と体を元気にする教育を進めたい。

食育委員会

SUMMARY

食育について・・
 人間は一人では生きてゆけない。
青少年の場合多くは家庭があり、そこで守られ人間同士の基本的な関わり方を、自然に身につけてゆくものです。即ち個人 は家庭と社会の中で互いに影響し合って成長し生きてゆくものです。しかし今暮らしは便利になり、お金があれば人の助けが無くても生活していける社会になってしまった。そうしたことが孤立化を生み人との関わりを嫌い人間嫌いになる。また家庭では個室化がすすみ生活時間もまちまちになり家族同士の接触も減って行く。そしてその傾向は年齢が若くなるほど顕著になり孤立化が進んでいる。
 これらの文化的、社会的危機を正しく乗り越える為に、新しい人間性の啓発と教育が、国家を挙げて推し進められようとしている。それが食育でありそれを具体化するために生まれたのが食育基本法である。
 
食育基本法の概要・・
 食育基本法では、前文で「子供達が豊かな人間性を育み、生きる 力を身につけて行くには何よりも、食が重要である」と明記し、食 育を「生きる上での基本であって、知育、徳育、体育の 基礎となる べきもの」と位置づけている。また、「心身の成長及び人格の形成 に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と体を培い豊かな 人間性を育んでいく基礎となるもの」であるとし て、小児期からの 食育の重要性を挙げている。
 
 
「命を大切にする小田原を創る会」食育委員会は上記食育基本法の 趣旨に則り、国民の責務としての自発的な食育推進活動を、下記の 具体策を以て実践している。

 
 
1.学校・保育所農園、家庭菜園、プランター栽培の推進及び家庭菜園指導者育成
 
  ○学校・保育所農園の推進については、実態調査活動を実施する。
 
  ○家庭菜園については、前川・椎野宅モデル菜園づくりを行う。
 
  ○プランター栽培については食育委員希望者による体験栽培を行う。
 
  ○家庭菜園指導者育成については前川モデル菜園、松本邦宏氏農場、
   プランター栽培を通して有機農法実践勉強会を実施する。
 
  ○サポセン祭りで展示を行う
 
 2.食材知識と選び方、料理・食事の習得及び料理・食材指導者育成
 
  ○母親勉強会(家庭教育委員会行事)と「定例会」で学習と実習を実施する。
 
 3.講演会・映画会を通しての食育啓発活動
 
  ○年末から来年初めに教育関係者、父母、青少年などを対象に計画実施する。
 
 4.行政との連携
 
  ○市の食育推進計画作成・実施への協力、関係部署との連携を図る。
 

食育の概念図


解説
 私たちは生きて行く為に毎日「食生活」を営まなければならない。
 
 天(大自然)の恵みの食材を多くの人の手を通して、毎日食品として食卓に並べ、食した後は生ゴミを出し排泄する。すなわち私たちは毎日三度、自然と社会(他人)の助けによって生命を繋いでいる。同時に私たちの好みや生活のあり方が社会に影響を与えてゆく。
 
 食材は命であるから、私たちは良い安全なものを選び、美味しくバランス良く、身体に良くない物質を排除し細菌などに気を付けた調理をする。
 
 食事はどういう事なのか、子供の成長、高年齢の健康等、家族の心身への良い影響を与えるよう、食事の内容や食習慣を考えて毎日三度三度、より良く実践してゆく場である。特に子供たちには、食生活の場を通して人間同志のルール、すなわち「躾」を教える絶好の場である。この様な実践の場は家庭に於ける体験(生活)であり、教育の場である。
 
 また、始めに述べた如く、私たちは天(大自然)の恵みを受けて生きている事をしっかり理解する為に、海、川、等でとれた食材がどのようにして私たちの口に入るか、特に鳥や獣たちも、その命を私たちに与えてくれているという事実も知ってゆく体験は貴重なものであり、自然体験と社会体験を通して、私たちは他の生き物の「命」をもらって生きているという事を食生活の中で心身に溶け込ませるように、理解を深め実感してゆくべきである。
 
 この様に、「食育」の全体の概念を俯瞰し、私たちの「食べる」という営みを礎にして私たちの人生を奥深く、内容豊かにする努力を重ねてゆきたい。

家庭教育委員会

SUMMARY

子どもを健全に育成するため、家庭の持つ役割は非常に重要です。核家族化が進む中、世代間交流が薄れ、人と人の繋がりも希薄になっています。家庭生活の中でも食生活や規則正しい生活が大切です。そしてなによりも子どもに対する愛情が健康な子どもを作り子どもの心を育みます。そのためにも親の精神的肉体的に元気であることが求められると考えます。親が自信を持って子育てが出来るよう講座を開設したり、母親が笑顔で過ごせるよう仲間作りや情報交換が出来るコミュニケーション広場を設定しています。仲間と話すことにより人と人との絆を深め、より強い繋がりが出来るものと考えます。